「こころの時代」 と言われる現代。
癒しを求め、 若い人でも写経をされる方が増えています。
写経の時間を持つことは心の時間を持つことです。
何かとせわしない日常のから離れ、
心の安らぎを得られるひとときをご一緒に過ごしませんか。
「お経を書き写す」 と言うと難しい事のように思われたり、
「字が下手だから ・ ・ ・ 」 と遠慮される方もおられますが、
心をこめて書く、 という事に意義があるのです。
心を静め、 筆をとり、 一文字一文字を丁寧に書き写す事により
深く集中し、 無心になり自分の心と向き合う事が出来ます。
日々の悩みや心の迷いがしだいに薄れ、 書き終えた後に得られる
はればれとしたさわやかな気持ちが多くの人を引きつけてやまない
写経の大いなる魅力のひとつと言えるでしょう。
お経は日本人に一番親しまれている 「般若心経」 を写経いたしますが、
本文 262 文字の短いお経ですので初めての方でも
約 1 時間ほどで書き写す事ができます。
当山では毎月写経会を行っております。
必要な道具はすべてございますので、 興味のある方はぜひご参加ください。
また写経の歴史は仏教伝来の歴史とも言えます。
印刷技術のなかった昔は、 お釈迦さまの教えの集大成であるお経を学び、 伝え、
広めるためには自らの手で写経する必要がありました。