戒壇めぐりを出て、 「ぽっくり大師」 に 「ぽっくり祈願」 を致します。
当山は関東八十八ヵ所第六十五番霊場でもあり、 大師像を建立した折に 「ぽっくり大師」 と名づけました。「ぼけ封じさんでボケなくても寝たきりの長患いは嫌だ。」 という檀信徒さまの声を聞き、 「お薬師さまに健康を守って頂き、 観音さまにボケを封じを願い、 お大師さまにいつかお迎えが来るときは、 お大師さまと同行二人の旅に赴きたい。」 とそんな願いを込めて 「ぽっくり大師」 と名づけました。
近年になって PPK (ピンピンコロリ) という言葉をよく耳にするようになりました。「普段はピンピン元気で亡くなるときには子供たちに面倒をかけずにコロリと逝きたい。」 という世相を反映してか、 ここ2~3年で 「ぽっくり大師さまに参詣される方が急増しました。
また、 このお大師さまの足元には四国八十八ヵ所、 関東八十八ヶ所のお砂が埋めてあります。